photo by HASEO
迷い鳥は
夢を見ない
目に映るのは幻ばかり
2024/04 写真家HASEO個展「12星座展」
同展示立体展示
2024/04 ポートレートモデルまゆめ企画「まゆめ展」
「幻想生物・鳥」の特注グラフィックを使用した翼を解体し、ドレスとして仕立て直しました。
形と模様のすでに決まった布から、立体感を損なわないよう美しく再構成できる形を探して組み合わせています。
フロント部分は、染色した本物の羽根をふんだんに使用し、バックスタイルは肩甲骨から鳥の羽のマントが広がる形になるよう構成しました。
photo by HASEO
幻想生物・鳥
2022/06 写真家HASEO個展「幻想生物展」
同展示図録「幻想生物図鑑」表紙
ウクライナの紛争から避難されてきた方にモデルを務めていただいています。
photo by HASEO
幻想生物・海蛇
2022/01 The World in Yokohama
2022/06 写真家HASEO個展「幻想生物展」
写真家HASEO氏とのコラボ作品。
手書きのグラフィックから製作した特注プリントによる、迫力ある表現。
上半身にも衣装と同じグラフィックを元に作成したシールを貼り、より生々しい生物らしさを表現しています。
発光、蓄光する釣り具を縫い付け、短時間発光する。
ヒレにはグラスファイバーのロッド(釣り竿の先端パーツ)を使い、生物的でしなやかな動きを追求しています。
撮影モデルも希宮本人がつとめています。
イメージビジョン株式会社の宣伝にも使用して頂きました。
OVER COME 3 ミュージカル衣装
2021/11/06 公演
主要登場人物8人の衣装のデザインと制作を担当させていただきました。
華やかさや見応えの他に、ミュージカル衣装には物語の装置としての役割があります。
台本の情報を補完し見た目の属性づけでわかりやすくする。色彩効果で情報を整理して物語に集中しやすくする等のミュージカル特有の役目も担っています。
武装と装飾
2021/03 金沢美術工芸大学卒業制作展2021
アルミニウム
大学で鎖帷子の構造を研究し、卒業制作としてチェーンメイルのドレスを製作しました。
テーマは女性の武装と装飾です。
この作品の発表の前年に話題となった「新宿駅の構内で女性ばかりにわざとぶつかる人」の動画に関連して、「髪を染めたりパンクな格好をするようになったら全く被害に遭わなくなった」という報告が数多く上がりました。さながら武装です。
70年代のウーマンリブでは、ミニスカートが女性の性解放の旗印になりました、逆に最近では韓国フェミニストを中心に社会的に強要された装飾の破棄の動きもあります。
フェミニズムについて語る時、装飾の話題は良くも悪くも共にあります。
このドレスの持つ、強さ、しなやかさ、あるいは重さ、冷たさがこういった社会での女性の装飾の意味を考えるきっかけのひとつになればいいと思います。
そして何よりその姿、戦いが美しいものであれと願います。
photo by Ilko allexandrof
鱗
2020/07 金沢美術工芸大学 前期制作
アルミニウム
愛が重いプレゼント
2019/10 金沢美術工芸大学 複合素材演習
鉄
どっと疲れ肩が凝るような気持ちの重さ
首に鎖を巻かれるような圧迫感
金属に熱を奪われるような悪寒
愛の恐怖を鎖帷子の技法を用いて物質的に表現しました。
2021/07 沖縄市ワーケーションイメージ映像にも使用して頂きました。
魚群柱炬燵布団
2019/08 金沢美術工芸大学 デジタルテキスタイル演習
ジャガード織り
水族館の水槽の中でぐるぐる回る魚群の柱はずっと見ていられる魅力があります。
魚たちはぶつからないように一定の距離をあけ、同じ方向を向いて一枚の壁のように、しかしどこまでも有機的に泳ぎ続けます。
そんな魚群の柱が自分の部屋に欲しいと思い、無限にリピートできる魚群のパターンで炬燵布団を作りました。
ジャガード織りの裁ち落としにできるフリンジをアクセントとして残した座布団も合わせて製作しました。
粋シリーズ KB-001
2018/10 第31回国際メガネ展 IOFT
2018/12 株式会社長井様より発売
福井県眼鏡協会×金沢美術工芸大学
産学連携プロジェクト「メガネ部」での提案プレゼン
から、株式会社長井様にお声がけ頂き商品化しました。
商品化時に当たって、長井様のアピールしたい「和紙を挟み込む技術」「加工した金属を挟み込む技術」を盛り込んだデザイン変更をしました。和紙は工房との連携により専用に漉いていただいた越前和紙を使用しています。
「粋」とは’’思い切った行動をする人はかっこいい’’という感覚です。
日本の美しい水面のような大胆な柄が、身につける人を「粋」の世界へと誘います。
藍
2018/08 金沢美術工芸大学 染織演習
綿、藍
平面上で同じ形を繰り返す最も簡単で原始的な方法は折り畳むことです。
畳んだ状態で染色することでたたみの幾何学を可視化しています。
photo by Kasane Soukawa